悠久の歴史に想いを馳せる旅
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大巧寺(おんめさま)

安産祈願の「おんめさま」が宿る花の寺
  • 大巧寺(おんめさま)

大巧寺の歴史的背景

鎌倉駅から徒歩3分の場所にある大巧寺(だいぎょうじ)は、安産祈願で広く知られる日蓮宗単立の寺院です。「おんめさま」と呼ばれる産女霊神を祀り、多くの妊婦や家族が訪れる祈りの場となっています。この寺はもともと「大行寺」という名前で、鎌倉幕府の高官・梶原景時の屋敷内にありましたが、源頼朝が戦の軍議を行い大勝利を収めたことを契機に「大巧寺」と名を改めました。14世紀前期に現在地へ移転し、安産祈願の寺として信仰を集めるようになりました。

「おんめさま」の信仰とその由来

16世紀に第五世住職の日棟(にっとう)が、難産で亡くなった女性の霊を慰めるために「おんめさま」を産女霊神として祀ったことが、大巧寺が安産の寺として広く信仰されるきっかけとなりました。この信仰は現在まで続き、全国から訪れる妊婦や家族に安産の祈願が行われています。

四季折々の花が彩る境内

大巧寺の境内は、季節ごとにさまざまな花が咲き誇る美しい庭園が特徴です。春には蝋梅、梅、椿が花開き、初夏には紫陽花や金糸梅、紫君子蘭が鮮やかに咲きます。秋には秋明菊や紫式部が、冬には万両の赤い実や椿が境内を彩ります。この豊かな自然美が訪れる人々に安らぎを与えています。

訪れるべきタイミングと楽しみ方

鎌倉駅から徒歩3分という立地の良さも魅力の一つです。予約不要で安産祈願のお守りや腹帯を受け取ることができるため、妊婦やその家族が気軽に訪れることができます。また、四季折々の花を楽しみながら、静かな境内でゆっくりと過ごすのがおすすめです。

まとめ

大巧寺は、安産祈願で知られるだけでなく、美しい庭園と歴史的背景を持つ魅力的な寺院です。鎌倉観光の合間に訪れることで、心が癒されるひとときを過ごせるでしょう。