悠久の歴史に想いを馳せる旅
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葉祥明美術館

絵本の世界で癒される北鎌倉の静かなひととき
  • 葉祥明美術館

葉祥明美術館とは?|歴史や由来

葉祥明美術館は、絵本作家・画家である葉祥明(ようしょうめい)氏の作品世界を堪能できる美術館です。1991年に開館し、北鎌倉の静かな森の中にたたずむ洋館風の建物は、訪れる人々に癒しと希望を与え続けています。館内は「画家で詩人の父親一家がかつて住んでいた家」という物語性のあるコンセプトで設計されており、まるで友人の家に遊びに来たかのようにくつろぎながら鑑賞できます。

見どころ|絵本原画から英国風の建築まで

美術館では、葉祥明の代表的な絵本原画、水彩画、油彩画など約70〜80点を常設および企画展示しています。展示室は「お父さんの部屋」「リラちゃんの部屋」「クロードくんの部屋」など、各空間ごとにテーマが設けられており、それぞれ異なる雰囲気で作品を楽しめます。建物は葉氏自身がイメージした英国風デザインで、やさしい色調と静謐な空気感が漂います。

ご利益・文化的意義

葉祥明の作品は、単なる優しさや美しさを超え、平和・環境問題・内面的な平穏といった深いテーマを内包しています。代表作『地雷ではなく花をください』は戦争や暴力の悲惨さを訴え、鑑賞者に深い感動と考えるきっかけを与えています。言葉がなくても感じ取れる静かなメッセージが、観る人の心に響きます。

名物・体験・グルメ

春から秋の晴れた日には、美術館の庭に移動コーヒー屋さんが出店することもあり、自然に囲まれた空間で一杯のコーヒーを楽しめます。館内のソファに座って自由に絵本を読むひとときも、他では味わえない贅沢な体験です。また、「ミュージアムキャット」として親しまれる猫の絵夢(えむ)くんが自由に敷地内を歩いており、出会えた来館者にはちょっとした幸運が訪れるとも言われています。

おみくじ・御朱印・ユニークな風習

宗教施設ではありませんが、来館者が自由に思いを記す「感想ノート」は、美術館ならではの風習として長年親しまれています。葉祥明氏自身も目を通すこのノートは、作家と来館者の心の交流の場となっています。

アクセスと開館時間

美術館へは、JR線の駅から徒歩約7分とアクセスも良好です。入館料は大人600円、小中学生は300円で、障害者手帳の提示により無料、同伴者は100円引きとなります。支払いには各種キャッシュレス決済も対応。開館時間やイベント情報は公式サイトで最新情報をご確認ください。

おすすめの訪問時間・シーズン

春から初夏にかけては、庭に咲く紫陽花や「アンネのバラ」が見頃を迎えます。館内は年間を通じて比較的静かで、ゆったりと鑑賞できる環境が整っています。トシズプレイスに宿泊して住むように滞在することで、観光のピークを避け、主要な観光地が混雑する時間帯にはこのような静かな空間でゆっくりと過ごすことも可能です。時間に余裕があるからこそ見つけられる、心を整えるスポットとしてもおすすめです。

周辺スポット|徒歩圏内のスポットを中心に紹介

葉祥明美術館の周辺には、紫陽花で有名な明月院(あじさい寺)や、禅の名刹・円覚寺など、見ごたえのある寺院が点在しています。美術館の訪問とあわせて、北鎌倉の歴史と自然を感じる散策ルートを組み立てるのもおすすめです。

こんな方におすすめ|目的・関心・滞在スタイル別に提案

・静かな空間でアートと向き合いたい方 ・平和や自然環境に関心のある方 ・小さなお子様と一緒に絵本の世界を楽しみたいご家族 ・美術館をめぐる一人旅を計画している方

また、キッチン付きの完全無人スマートホテル「トシズプレイス」に宿泊すれば、自由な滞在スタイルで時間にとらわれず、アートと自然に触れる旅が実現できます。

まとめ|その場所の魅力と、トシズプレイス滞在中に楽しむ価値を締めくくる

葉祥明美術館は、北鎌倉の静かな自然の中で、心を穏やかにしてくれる特別な空間です。絵本と詩が紡ぐやさしい世界観のなかで、自分自身と向き合う時間を過ごすことができます。「暮らすように泊まる」自由な旅のスタイルなら、観光の喧騒から少し離れて、より深い芸術体験を楽しめます。観光の合間に、ぜひ立ち寄っていただきたい癒しの美術館です。