悠久の歴史に想いを馳せる旅
メニュー

鎌倉市川喜多映画記念館のあじさい

映画と紫陽花が織りなす静寂の庭園、鎌倉の隠れた初夏スポット

鎌倉市川喜多映画記念館で楽しむあじさい

鎌倉駅東口から徒歩約10分、小町通りの喧騒から少し離れた住宅街に佇む「鎌倉市川喜多映画記念館」。ここは映画配給の先駆者・川喜多長政・かしこ夫妻の旧居を活用した施設で、映画と自然が調和する静けさが魅力です。6月になると、記念館敷地内の旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)前庭や遊歩道沿いに、青や紫、ピンクの紫陽花がぽつぽつと咲き、にぎやかな観光地とは対照的な穏やかな風情を楽しめます。

見頃と開花時期|いつ訪れるのがベスト?

紫陽花の見頃は例年6月中旬から下旬。雨のしずくをまとった花々は特に美しく、落ち着いた空間にしっとりと溶け込みます。晴天の日には鮮やかに、曇りの日にはしっとりと。天候によって異なる表情を見せるのも、この場所ならではの魅力です。

見どころポイントと写真映えスポット

紫陽花の本数は多くはないものの、静かな環境と和風建築との調和が、印象深い風景を生み出します。旧川喜多邸別邸は江戸後期の民家を移築したもので、その佇まいと紫陽花の彩りが絵画のような景色を演出。ガクアジサイやカシワバアジサイも見られ、雨に濡れた姿は写真映えも抜群です。館内展示室の大きな窓からは、外の紫陽花を眺めることができ、天候を気にせず花の季節を堪能できます。

花とともに楽しむ静けさと朝の時間

朝の時間帯は訪問者が少なく、特に落ち着いた雰囲気が広がります。トシズプレイスに滞在中であれば、朝食前後の時間にふらりと訪れるのもおすすめです。鳥のさえずりと紫陽花の彩りが、忙しい日常から心を解き放ち、ゆっくりとした鎌倉時間へと誘ってくれます。

アクセス|トシズプレイス滞在中の立ち寄り方

鎌倉駅東口から徒歩約8〜10分、小町通りを抜けた先にある静かな住宅地に記念館があります。トシズプレイスに滞在中でも、朝の時間にふらりと立ち寄れる距離感で、日帰りでは味わえない静けさを楽しめます。館内では映画資料の展示や上映もあり、紫陽花と映画文化を同時に楽しめるのも特徴です。毎年6月には、近隣の鎌倉市鏑木清方記念美術館と共同で「紫陽花が咲く記念館を巡る展示解説ツアー」も実施され、文化的な体験が深まります。

まとめ|暮らすように泊まる鎌倉旅 × 季節の花体験

華やかさではなく、静けさと調和に魅力がある川喜多映画記念館の紫陽花。数は少ないながらも、和風建築と相まって鎌倉らしい穏やかな季節感を届けてくれます。映画鑑賞と紫陽花観賞を組み合わせたひとときは、にぎやかな旅とは異なる“暮らすように旅する”体験。初夏の鎌倉を訪れるなら、静かに咲く紫陽花と文化の香りに包まれるこの場所を、ぜひ歩いてみてください。