悠久の歴史に想いを馳せる旅
メニュー

一条恵観山荘のあじさい

京都の雅と鎌倉の自然が調和する、初夏の紫陽花庭園
  • 一条恵観山荘のあじさい

一条恵観山荘で楽しむあじさい

江戸時代初期(17世紀中頃)、京都に建てられた皇族の別邸・一条恵観山荘は、昭和34年(1959年)に鎌倉へ移築され、今もなお京の美意識を今に伝えています。茅葺とこけら葺きの二重構造という珍しい建築と数寄屋造りの雅な意匠は、日本建築の粋を感じさせます。初夏になると、山荘の庭園には約50種類のあじさいが咲き誇り、京都の風雅と鎌倉の自然が溶け合う幻想的な風景が広がります。

見頃と開花時期|いつ訪れるのがベスト?

一条恵観山荘のあじさいは、5月下旬から7月中旬までが見頃。山アジサイが先陣を切って咲き始め、6月中旬には西洋アジサイやアナベルなどが続々と花開きます。特に雨上がりの日には、しっとりと濡れた花がいっそう鮮やかに映え、訪れるたびに異なる表情を楽しめます。桔梗や花菖蒲も同時期に見頃を迎え、あじさいとともに庭園を彩ります。

見どころポイントと写真映えスポット

見逃せないのは、階段沿いや建物の周囲に咲く真っ白なアナベルと、土佐のまほろば・紅・黒姫などの希少品種の山アジサイ。さらに園内各所に設けられた「花手水」は、水に浮かぶあじさいの幻想的な光景を演出し、SNS映えする写真が撮れると評判です。滑川沿いの小径や四阿から望む庭園全体の景観も、訪れる人を魅了する絶景ポイントです。

花とともに楽しむ静けさと朝の時間

一条恵観山荘の開園は10:00から。早朝に入園することはできませんが、開園直後の時間帯や平日は比較的来園者が少なく、静かに花々を鑑賞できます。トシズプレイスのような無人スマートホテルに滞在していれば、朝食後にふらりと立ち寄るプランも可能。鎌倉ならではの静けさと花の美しさを、落ち着いた時間帯に満喫することができます。

アクセス|トシズプレイス滞在中の立ち寄り方

JR鎌倉駅東口から京急バスに乗車し、「浄明寺」停留所で下車後、徒歩約2分とアクセスは非常に便利です。トシズプレイスなど鎌倉市内の宿泊施設からも徒歩圏で、朝夕の時間帯に気軽に立ち寄れる距離感です。駐車場はないため、公共交通機関の利用がおすすめです。

まとめ|暮らすように泊まる鎌倉旅 × 季節の花体験

一条恵観山荘のあじさいは、静かな庭園で京都の雅と鎌倉の自然が融合する唯一無二の体験を提供してくれます。花手水や希少品種の山アジサイ、滑川沿いの景観など、写真映えと癒しを同時に楽しめる贅沢なひととき。無人スマートホテルでの滞在と組み合わせれば、混雑を避けて花の魅力をゆっくりと堪能できます。この初夏、鎌倉の奥座敷で心静かな花旅をしてみませんか?