浄妙寺の梅

1月下旬～2月上旬: 紅梅が咲き始め、冬の寒さの中で春の兆しを感じられます。
2月初旬～2月下旬: 白梅が開花し、紅白の梅のコントラストが楽しめます。
2月～3月初旬: ロウバイや裏山の河津桜が境内を彩り、春の訪れをより一層感じさせます。

鎌倉五山の一つ、美しい庭園と歴史を体験できる寺院

浄妙寺の梅の魅力

浄妙寺は、紅白の梅が咲き誇る参道や、ロウバイ、河津桜が境内を彩る鎌倉の名所です。鳥のさえずりと花々の香りが調和し、訪れる人々に穏やかな春のひとときを提供します。

浄妙寺（じょうみょうじ）は、12世紀後期に創建された鎌倉五山第五位の格式ある寺院で、梅の季節には境内が鮮やかな花々に彩られます。山門から本堂へと続く参道には、紅梅と白梅が植えられており、手入れの行き届いた松の木々が梅の美しさを引き立てます。

境内には約30本の梅が点在し、1月下旬から紅梅が咲き始め、2月初旬から下旬にかけて白梅が見頃を迎えます。特に、総門付近の白梅は甘い香りが漂い、訪れる人々を魅了します。また、梅の花の間を飛び交うメジロや、遠くから聞こえるウグイスのさえずりが、春の訪れを音でも楽しませてくれます。

本堂の左手にある茶室「喜泉庵」には、枯山水の庭園に数本の梅が植えられています。茶室の落ち着いた雰囲気の中で、庭を眺めながらお抹茶をいただくひとときは、訪れる人々にとって格別な時間となるでしょう。

2月中旬から3月初旬には、立派な白梅の木が最も美しい姿を見せ、参道脇で訪れる人々を迎えます。浄妙寺の梅は、その静けさと自然との調和により、春を穏やかに楽しみたい方に最適な場所です。

鎌倉観光の際には、浄妙寺を訪れて、梅の花々と野鳥が織りなす春の風景をお楽しみください。その魅力的な景色が、訪れる人々の心を癒し、特別な思い出となることでしょう。