江の島周辺エリア

自然美と海の神々が見守る地。 古社や水族館を巡り、 海と歴史の調和を体験。
特徴
江の島周辺エリアは、鎌倉から少し足を伸ばして訪れることができる、豊かな自然と歴史が融合した美しい地域です。このエリアは、江の島の自然美と、島および周辺に位置する歴史ある寺社など、多彩な観光スポットで知られています。江の島自体が海神を祀る江の島神社、相模湾や富士山を一望できる「江の島シーキャンドル」などの魅力的なスポットを持つ一方で、江の島周辺にも満福寺や龍口寺など、訪れる価値のある場所が数多く点在しています。
江島神社は、水や海の神様を祀る江の島にある歴史深い神社で、幸福や財宝、芸道上達の神恩を授けるとされています。新江ノ島水族館では、海洋生物の多様性と美しさを紹介し、自然保護の意識を高める教育プログラムや展示を提供しています。満福寺(まんぷくじ)は、疫病退散の祈りが叶った自然豊かな地に建立され、源義経の和解を願う腰越状(こしごえじょう)の地としても知られています。龍口寺(りゅうこうじ)は、日蓮が処刑を免れた歴史的な場所で、文化財としての価値が高いです。小動神社(こゆるぎじんじゃ)は、頼朝の古参家臣によって創建され、新田義貞の鎌倉攻めの戦勝祈願などの歴史的エピソードに富んでいます。これらのスポットは、江の島とその周辺を訪れる人々に自然の美しさと日本の深い歴史を体験する機会を提供しています。
観光スポット
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江の島
歴史と自然が息づく、
魅惑の島江の島は、自然の美しさ、歴史ある寺院、そして圧倒的な景観で知られる魅力的な観光スポットです。海神を祀る江島神社、相模湾や富士山を一望できる展望灯台「江の島シーキャンドル」、サーファーに愛される海岸線、そして新鮮な海鮮料理が味わえるレストランがこの島の魅力をさらに高めます。島内を散策することで、自然の美しさと深い歴史を体験できる唯一無二の場所です。
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江島神社
海の守護と繁栄の祈り
神秘の島の宝江島神社は、鎌倉にある美しい海を背景に持つ、水や海の神様を祀る歴史深い神社です。天照大神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の誓約から生まれた三姉妹の女神を祀り、訪れる人々に幸福や財宝、芸道上達の神恩を授けるとされます。江戸時代 (17世紀〜19世紀)には多くの人々が参詣し、豊かな歴史と伝説に彩られた、自然の美しさに包まれた平和と繁栄の象徴です。
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新江ノ島水族館
科学と自然の融合
鎌倉から海への旅新江ノ島水族館は、海洋生物の多様性と美を紹介する場所です。イルカショーや大型海洋生物の展示を通じて、海の重要性を伝えます。教育プログラムと展示で、自然保護の意識を高めるこの水族館は、あらゆる年代に海の奥深さを体験させます。
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満福寺
義経の和解の祈り
満福寺の静かな証言満福寺(まんぷくじ)は、自然豊かな地で疫病退散の祈りが叶い、病気が治まったと伝えられる場所に奈良時代(8世紀)に聖武天皇(しょうむてんのう)の命で行基(ぎょうき)によって建立されました。大晦日にだけ公開される秘仏「薬師三尊」は病気治癒と健康の守り神です。また、源義経の和解を願う「腰越状(こしごえじょう)」の地としても有名で、弁慶にまつわる遺物が残る、歴史と英雄伝説が息づく聖地です。
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龍口寺
日蓮の奇跡と遺産
龍口寺の静寂な説話龍口寺(りゅうこうじ)は、腰越(こしごえ)に位置し、その大きな仁王門が象徴的な日蓮宗の寺院です。日蓮(にちれん)が処刑を免れた歴史的な場所で、彼が座った敷皮石(しきかわいし)が本堂に収められています。日蓮の『立正安国論(りっしょうあんこくろん)』を基にした教えが本尊となり、国の安定を祈る法華経の唱えが行われます。神奈川建築物百選の五重塔を含む、文化財としての価値も高く、歴史や文化に関心のある方にとって見逃せない場所です。
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小動神社
時の証人
海を望む伝説の聖地小動神社(こゆるぎじんじゃ)は、12世紀後期に頼朝の古参家臣・佐々木盛綱(ささき もりつな)によって創建された、歴史ある神社です。江の島弁財天への参詣中に感じた小動山の自然の美しさと「こゆるぎの松」の伝説が名前の由来。新田義貞(にった よしさだ)の鎌倉攻めの戦勝祈願や小田原城主・大久保忠真(おおくぼ ただざね)の「三神社」額奉納など、歴史的エピソードに富むこの神社は、海を望む絶好の位置にあり、訪れる人々に鎌倉の歴史と自然の美を伝えます。
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江の島シーキャンドル
光と風がめぐる絶景の塔
海と空を一望する「江の島シーキャンドル」は、かつての日本初の民間灯台が、現代的なデザインとともに生まれ変わった展望スポットです。地上約60メートルの高さからは、富士山や伊豆(いず)・房総(ぼうそう)半島までを見渡す大パノラマが広がり、夕暮れ時には「ダイヤモンド富士」も望める絶景の名所。冬の「湘南の宝石」イルミネーションでは幻想的な光景が灯台全体を包み、季節ごとに自然とアートが融合した特別な体験を楽しめます。江の島観光のハイライトとして、訪れる価値あるランドマークです。
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江の島サムエル・コッキング苑
異国と和が響きあう幻想の庭園
明治時代(20世紀初頭)に英国人貿易商サムエル・コッキングが築いた庭園跡を整備したこの場所は、西洋の園芸技術と日本の自然が融合する異国情緒あふれる空間です。四季折々の花や植物、幻想的な冬のイルミネーション「湘南の宝石」、展望灯台「江の島シーキャンドル」からの絶景が訪れる人々を魅了します。歴史、自然、そして文化が交差するこの庭園は、江の島の新たな魅力を発見できる特別なスポットです。
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江の島弁財天仲見世通り
五感で味わう、神さまの通り道
江の島観光の玄関口として賑わう「江の島弁財天仲見世通り(えのしまべんざいてん なかみせどおり)」は、参拝とグルメ、買い物が一体となった全長約150メートルの活気ある参道です。通りには、名物のたこせんべいやしらす丼、老舗和菓子店の女夫饅頭(めおとまんじゅう)など、地元の味覚が並び、食べ歩きにもぴったり。さらに、鎌倉時代の信仰の名残を伝える宿「岩本楼(いわもとろう)」や復元された明治時代の黒ポストなど、歴史的な見どころも点在します。女神・弁財天を祀る江島神社(えのしまじんじゃ)への道として、古くから参拝者に親しまれてきたこの通りは、江の島文化を五感で楽しめる散策スポットです。
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江の島岩屋
海と神話が織りなす、祈りの洞窟
江の島岩屋は、海蝕によって生まれた神秘的な洞窟空間で、自然の造形美と信仰の歴史が交差する聖地です。6世紀中期の神話的起源を持ち、鎌倉武士・源頼朝(みなもとのよりとも)の祈願地としても知られるこの場所は、幻想的な照明演出の中で天女と龍神の伝説や修験の痕跡を感じられます。ロウソクを手に進む探検や、夕陽と富士山の絶景、江島神社との霊的な繋がりが、訪れる者の五感を魅了します。