悠久の歴史に想いを馳せる旅

旧華頂宮邸の建物公開

年に2回だけ入れる昭和初期の洋館|2階から見下ろすフランス式庭園
会期
2026年10月24日(土)〜2026年10月25日(日)
例年
例年、春と秋の年2回、それぞれ土曜・日曜の2日間。10時から(秋は15時まで、春は16時まで)。
場所
旧華頂宮邸
旧華頂宮邸の洋館内部。赤いじゅうたんを敷いた木の階段と手すり、色ガラスの窓
建物公開で見られる洋館の階段

旧華頂宮邸の建物公開とはどんな催し?

旧華頂宮邸(きゅうかちょうのみやてい)の建物公開は、鎌倉・浄明寺にある昭和初期の洋館の中に入れる、春と秋の年2回、各2日間だけの催しです。1929年(昭和4年)に華頂博信(かちょうひろのぶ)侯爵の邸宅として建てられた洋館で、ふだんは庭園しか見学できません。入場は無料で、予約は要りません。

旧華頂宮邸の建物公開のインフォグラフィック。日程と時間、入場無料、見どころ3点、ご注意、アクセス
イラストはイメージです

開催日時と入場

建物公開は春と秋の土曜・日曜の2日間で、例年、春は4〜5月、秋は10〜11月に開かれます。時間は庭園の開園時間に合わせて、春は10時から16時(最終入場15時45分)、秋は10時から15時(最終入場14時45分)です。雨の日も開かれ、大雨のときは中止になります。建物を守るため同時に入館できる人数を限っているので、入館まで並ぶことがあります。

2026年秋は10月24日(土)・25日(日)に開かれます。

今回は南側2階のバルコニーを緊急に修繕しているため、足場が残っていたり、立入禁止の場所が設けられたりする可能性があります。

見どころ|大理石の暖炉と弧を描く階段

建物は木造3階建てで、柱や梁を外壁に見せるハーフティンバー様式の洋館です。神奈川県の戦前の洋風住宅としては鎌倉文学館に次ぐ規模といわれ、国の登録有形文化財で、鎌倉市の景観重要建築物にも指定されています。

館内は玄関でスリッパに履き替えて入ります。1階には玄関ホール、大広間、食堂、庭に面したサンルームがあり、2階には庭に面した洋室や和室、洗面台のある部屋が並びます。3階は公開されていません。

いちばんの見どころは、各部屋に残る大理石のマントルピース(暖炉)です。中にはスチーム暖房が仕込まれています。赤いじゅうたんを敷いて弧を描く木の階段、波打つ形の階段ホールの天井、部屋ごとに違う寄木の床や照明、色ガラスの小窓も見られます。壁紙や照明の多くは後の改修で替わっています。

2階から見下ろすフランス式庭園

2階からは、作庭家・上原敬二が設計した左右対称のフランス式庭園を見下ろせます。幾何学模様は上から見るとよくわかり、建物公開の日にしか見られない眺めです。

庭園中央のライオンの噴水は2025年度の修繕で再び水が出るようになり、12時から13時まで動きます。井戸水を使うため、水位が下がると止まることがあります。銅板の屋根は年月とともに緑青色に変わり、古い屋根と葺き替えた新しい屋根の色の違いも見られます。

茶室「無為庵」とボランティアのコーヒー

公開日には、庭の奥の茶室「無為庵(むいあん)」と和風庭園も公開されます。茶室は玄関までは入れますが、部屋には上がれず、玄関から中をのぞいて見学します。中央が八角形の天井が見どころです。

旧華頂宮邸の茶室「無為庵」。開け放たれた玄関から、畳の部屋と奥の庭が見える
茶室無為庵の玄関

館内では、地元の宅間ボランティアの会が食堂などでコーヒーを出しています。代金は募金箱への寄付です。解説パネルや建物の模型もあり、部屋には花が生けられています。

出かける前の注意

館内にトイレはないので、近くの報国寺の公衆トイレを使います。駐車場と駐輪場はありません。館内はバリアフリーではなく、2階へは階段だけです。ベビーカーと大きな荷物は入口で預けます。

動画撮影と、館内での三脚・一脚・自撮り棒の使用は禁止です。写真は1か所につき1〜2枚程度にとどめてください。靴と傘は渡される袋に入れて持ち歩きます。

アクセス|トシズプレイス滞在中の立ち寄り方

JR鎌倉駅東口の4番のりばから「金沢八景駅」行き、「鎌倉霊園正門前太刀洗」行き、またはハイランド循環のバスに乗り、「浄明寺」で降ります。報国寺の奥へ歩いて約6分です。鎌倉駅から歩くと35分ほどかかります。

竹の庭で知られる報国寺はすぐ手前にあるので、あわせて回れます。鎌倉に泊まれば、朝のうちに浄明寺エリアへ向かい、ゆっくり見学できます。素泊まり専用でキッチン完備の完全無人スマートホテル、トシズプレイスなら、自分のペースで鎌倉を巡れます。

まとめ

旧華頂宮邸の建物公開は、ふだん外からしか見られない昭和初期の洋館に入れる、年に2回だけの機会です。大理石の暖炉や弧を描く階段、2階から見下ろす左右対称の庭園は、公開日にしか見られません。建物と庭園のふだんの見どころは旧華頂宮邸で紹介しています。

基本情報

項目内容
名称旧華頂宮邸 建物公開
日程春(4〜5月)と秋(10〜11月)の年2回、各2日間。2026年秋は10月24日(土)・25日(日)
時間春 10時〜16時(最終入場15時45分)/秋 10時〜15時(最終入場14時45分)
雨天雨天でも開催。大雨のときは中止
場所旧華頂宮邸(洋館の1・2階、茶室「無為庵」、庭園)
住所〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺2-6-37
料金無料(予約不要)
注意事項同時に入館できる人数に上限あり。南側2階バルコニーの修繕のため、足場や立入禁止の場所が設けられる可能性あり。動画撮影・館内での三脚・自撮り棒は禁止。館内にトイレなし。駐車場・駐輪場なし
アクセスJR鎌倉駅東口4番のりばからバスで「浄明寺」下車、徒歩約6分。鎌倉駅から徒歩約35分
問い合わせ鎌倉市 都市景観課 0467-61-3477
公式サイト旧華頂宮邸 秋の建物公開(鎌倉市)

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